F-14D トムキャット(1/48、タミヤ)の製作
-
ムーミンパパ55です。
今回紹介するのは、タミヤ製1/48のF-14D トムキャットです。
- 1970年の初飛行から2006年の退役まで、世界最強の艦上戦闘機として飛び続けたのがアメリカ海軍のF-14トムキャットです。主翼の後退角を自動制御で変更できる可変翼を採用し、高速性能と優れた迎撃能力を実現しました。1970年代前半の配備当初は艦隊防空を主任務としていましたが、1980年代からは偵察カメラポットを装備して偵察任務にも従事するようになりました。そして1990年代からは、大きな搭載能力と長大な航続距離を活かして地上攻撃にも従事するようになりました。さらにGPS誘導爆弾JDAMの運用を獲得し、精密爆撃能力に磨きをかけたトムキャットは多用途戦闘機へと進化を遂げたのです。F-14D型は火器管制レーダーのデジタル化、新型の敵味方識別装置、暗視ゴーグルへの対応等の性能高度化を図った機体です。F-14Dのレーダーは、最大探知距離が200㎞を超える画期的な高性能レーダーで、最大で24の目標を同時追尾、そのうち6目標へAIM-54 フェニックスを発射し同時攻撃する能力がありました。当初400機以上が生産される予定でしたが、国防予算の都合等により55機の配備にとどまった貴重な機種です。
- モデルの製作に当たっては、前回紹介したF-4B ファントムⅡ(ムーミンパパ55のプラモデル紹介(1))をご覧いただけると参考になると思います。
- 今回製作したモデルは構造が比較的複雑で組み立ては慎重に行う必要がありますが、最近、発売されたタミヤのキットですから、各パーツの精度は素晴らしいです。
外箱外観
- F-4B ファントムⅡの紹介で説明しましたが、今回のモデル製作でも、墨入れとデカールの貼り付けが仕上がりを左右するうえで重要です。
- 墨入れにはモデルのリアル感を出すために重要な作業ですので、根気よく行います。
墨入れに用いる塗料
―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・
- 現在、F-15Jイーグル(1/48、タミヤ)を製作開始したところです。これが完成するまでには数か月かかると思いますので、次回はお城シリーズで国宝「姫路城」を紹介しようと思っています。お楽しみにお待ちください。