- 今回はF/A-18E スーパーホーネットを紹介します。スーパーホーネットはトムクルーズ主演の映画「トップガン・マーベリック」で登場した戦闘機です。
- F-14 トムキャットと並ぶアメリカ海軍の主力戦闘攻撃機、F/A-18ホーネット。1983年に運用が開始され、約1500機が生産されました。そのホーネットの発展型として開発されたのがF/A-18E スーパーホーネットです。スーパーホーネットはホーネットの基本デザインを引き継ぎながら機体を大型化して戦闘能力と航続距離をアップするというもので、全長を約0.9m延長、主翼面積も約25%拡大されました。機体重量はホーネットの約11tonに対し約14tonに増加し、F-15イーグルと同程度の機体重量になりました。これにより、燃料タンク容量が増加し、行動半径が大きく広がりました。兵装搭載ステーションを両翼に各1ケ所追加、胴体下と合わせて11ケ所となり、攻撃力も大幅に強化されました。機体各部にはレーダー吸収材が使用され、ステルス性も考慮されています。また、ホーネットと比べ、コックピットの計器盤レイアウトは一新され大型の液晶多機能カラーディスプレーを装備。1999年に運用が開始され、2020年時点で600機以上が生産され、現在も最前線で活躍しています。
- 実機データ:全長18.31m、翼幅12.76m、全高4.82m、重量14,550㎏、最大速度1,915㎞/h(マッハ1.6)、最大兵装搭載量8ton、固定武装20㎜バルカン砲×1
- モデルは、1/48スケールのものを作りたかったのですが、タミヤからは1/72スケールのモデルしか発売されていません。他メーカでは1/48スケールのモデルが発売されていますが、タミヤ信奉者の筆者としてはやむを得ずタミヤ製の1/72スケールのモデルを製作しました。
- ところが、このモデルは買ってから分かったのですが、タミヤ純正ではなく、製作はイタリア・イタレリ社のものでした。このため、部品の精度はあまり良くなく、凹のモールドも浅いため墨入れが上手くできないところがありました。デカールも乾燥していて台紙から剥がす時に破れてしまうことがありました。苦労はしましたが、マークセッター・マークソフターを用いてなんとか貼ることができました。デカールは1/48スケールのモデルと比べると枚数が少なかったのですが、やはり数ミリの小さなデカールがあり、マークセッターが活躍しました。
- なお、以前に1/72のF-16C ファイティングファルコンを製作したことがあったので、後ほど、これとの比較もお見せしようと思います。
ここでは、以前製作した1/72のF-16ファイティングファルコンと比較して大きさの違いなどをご覧にいれようと思います。
- 実機データ:全長15.03m、翼幅9.45m、全高5.09m、重量8,270㎏、最大速度マッハ2.0、最大兵装搭載量7ton、固定武装20㎜バルカン砲×1
(F/A-18スーパーホーネットの方がF-16ファイティングファルコンよりも一回り以上、大きいことが分かると思います。)
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以上、今回は「F/A-18E スーパーホーネット」を紹介しました。次は「F-22 ラプター、タミヤ製、1/72」を製作する予定です。F-22 ラプターが完成するまでは1/35のミリタリーシリーズを紹介しようと思います。どうぞお楽しみにお待ちください。