ムーミンパパ55のプラモデル紹介

私が製作したプラモデルを紹介するブログです。

ムーミンパパ55のプラモデル紹介(3)

姫路城(童友社製 1/380)の製作

  • ムーミンパパ55です。前回、前々回では、ジェット戦闘機「F4B ファントムⅡ」、「F-14D トムキャット」を紹介しました。現在は「F-15Jイーグル(タミヤ製、1/48)」を製作中です。F-15Jイーグルが完成するまでにはまだ数か月かかると思います。そこで、今回からしばらくは、これまでに製作してきたプラモデルを紹介しようと思っています。今回紹介するのは、童友社製 1/380スケールの姫路城です。

 

  • 日本には江戸時代の天守閣がそのまま残り、国宝に指定されている城が五つあります。姫路城、松本城彦根城犬山城松江城です。筆者は城好きで、この五つの城はいずれも訪れています。姫路城はその中でも現存する部分が多くて規模も大きく、国宝の城の中でも最も有名な城ですね。平成5年には日本で初の世界文化遺産となっています。シラサギが羽を広げたような優美な姿から「白鷺城」の愛称で親しまれています。白漆喰塗籠造りの鮮やかな白の城壁や5層6階地下1階の天守を東、西、乾の小天守が渡櫓で連結された連立式天守が特徴です。徳川家康の娘婿にあたる池田輝政によって慶長6年(1601年)に着工、9年の歳月と5千万の人員を投じて築城されたものです。天守閣の高さは約31.5m。江戸時代から残る天守の中でもっとも高いのが姫路城なのです。ちなみに、二番目に高いのは松本城で約25mです(次回、紹介予定)。

 

  • 天守は2009年(平成21年)から2015年(平成27年)までかけて大規模な改修工事(平成の大改修)が行われ、鮮やかな白鷺城に変身しています。

 

 

  • 姫路城のモデルはかなり構造が複雑で、製作は慎重に行う必要があります。

 

  • 城のプラモデル製作に当たっては、石垣の塗装においていかにリアル感を出すかという点が重要です。

 

  • 石垣は一旦、全体を薄茶色で塗装した後、場所によって濃淡をつけます。その後、石の堺を一つずつ濃い茶色で塗装し、石を積み上げた感じに見えるようにします。これには、かなりの根気が必要ですが、この作業をするのとしないのでは完成度が大きく変わってきます。

 

石垣の例
  • お城本体の壁は白漆喰塗籠造りを表現した鮮やかな白で塗装しました。

 

  • 屋根の瓦の色は平成の大改修後の写真等を参考に塗料を調合して塗ってあり、かなり白めの色になっています。

 

 

 

 

 

  • 本丸にある池は下地に水色の塗装を行い、その上に木工用ボンドを流し込み半透明に仕上げています。

 

  • 姫路城の縄張りは極めて複雑で、容易に敵を天守閣に攻め込ませないような作りになっています。各所には楼門が設置され、各楼門を取り囲むように城壁があり、城壁には鉄砲や弓矢を射かけられるように小さな穴が設けられており、これを「狭間」と呼びます。一つの楼門を突破しても、その先には折れ曲がった道が続き、先へ進むには一見、天守とは逆の方向に進むような縄張りが施されています。これらの複雑な縄張りが、以下の写真でおわかり頂ければ幸いです。

<城の各所の縄張りの拡大>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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次回は松本城を紹介しようと思っています。どうぞお楽しみに。なお、今後はキットが見つかれば他の国宝の城も製作してみたいと思っています。